Conga
直径約9~12インチの細長胴の楽器。ヘッドは牛皮、片面、2~3本1組で使う。キューバの楽器で小さい方からキント、コンガ、トゥンバドーラと呼ばれる。
1、演奏方法 胴に張ってある皮(ヘッド=膜)を手でたたく 又は 手でこする
2、分類 膜鳴楽器 打楽器
3、楽器の形状 直径9~12インチほどの細長い胴に、牛皮のヘッドが張ってある。ヘッドは片面のみ。大きさの違うものを2~3本セットにして使うことが多い。
4、地域とジャンル 中米のキューバで生まれ、いわゆるラテン・パーカッションの代表的な楽器として有名。キューバ以外にも、プエルト・リコなど中米の国々の音楽に盛んに使われている。また、1970年代以降、サンタナなどによるラテン・ロックが世界的に広まったことで、コンガも世界的な楽器となった。
5、メーカー ラテン・パーカッションの世界的ブランドである LP をはじめ、ドイツの打楽器総合メーカーの SONER 、打楽器メジャーの REMO 、 toca 、Pearl 、 TIMBA などが作っている。
6、コンガの演奏家 キューバのモンゴ・サンタマリア、マチートなどが有名。女性パーカッショニストであるシーラ・Eのコンガも魅力的である。
(解説)
コンガという楽器、パーカッションにあまり興味がない人でも知っていることと思います。有名ですから( ^)o(^ )
よく「コンガ」と「ボンゴ」を間違えて覚えている(或いは混乱している)人がいますが、大きい方が「コンガ」、小さい方が「ボンゴ」です。
イラストのは→コンガです(^v^)
皮(ヘッド)の口径もコンガの方が2~3割大きいですし、胴の容積は5倍かそれ以上違いますから、当然、出てくる音の周波数成分(帯域)もかなり異なります。
この楽器、ラテン・パーカッションの王様の様な楽器で、パーカッショニストが最もその演奏に力を入れる楽器でもあります。
もちろん皮を手でたたくのですが、そのたたき方によって本当に様々な音がでてきます。そのため、古くからたたき方=奏法が確立されています。「オープンスラップ」「クローズドスラップ」「ヒール」「トゥ」.......聞いたことある人もいるかもしれません...
そして胴は肉厚で硬い木製、そこに硬く張られた牛皮ヘッド、さらにスチール製のリム
それをたたくのですから.......
そうです。たたくとものすごく手が痛いのです($・・)/~~~
普通の人が1曲本気でたたいたら、手のひら真っ赤に腫れてマメがたくさんできるかもしれません。曲の途中でそのマメがつぶれるかもしれません(;_;)
そんな難関な楽器だからこそ、そして奥が深い楽器だからこそ、多くのパーカッショニストがその魅力にとりつかれるのかもしれません。
右は、そんなコンガの強烈な演奏(^v^)達人です!
ペドロ・マルティネスの超絶ソロ
Pedro "Pedrito" Martinez conga solo
さらに女性パーカッショニスト shiela E のバンドです!