いろいろな楽器の資料(順次、加えていきます)

 

Conga

Timbales

Cuica

Cajon

Djembe

楽器辞典(楽器辞典の作成)

楽器辞典の作成を通して、「測定」とは違う見地から楽器についての理解に迫ろうというテーマです。と言っても、やはりそこはONSOKUです。その楽器の周波数スペクトル、エンベロープ、ダイナミックレンジなどの測定データは、しっかりと表示したいと思います。

楽器辞典には、様々なタイプがあります。写真やイラストを中心に見せる画像タイプ。理論や構造、場合によっては作り方までを詳しく記述する理論タイプ。歴史や系統、成り立ちについて述べる歴史タイプ。音楽的な特性や音楽ジャンル、ミュージシャンについて解説する音楽タイプ。或いは、それらをすべて表示する総合タイプ...など。

ONSOKUでは、これらとは一線を画するONSOKUタイプの楽器辞典を作成したいと考えます。

 

 

 

楽器の分類

まず、その楽器の分類に拘りたいと思います。「奏法による分類」、「ザックス・ホルンボステル分類法」それにもっとも一般的な「形状や構造による分類」です。

 

楽器の奏法による分類

これは大きく分けて4つです。叩く、弾く(はじく)、擦る、吹く。さらに、何をどう叩いたか、何をどう擦ったか...など、細かな分類があります。これらによって、その楽器の音の出方、消え方などの基本的な特性が、ある程度決まってくるのです。

詳しい奏法による分類は、ミュージックアコースティックス p.90 「047 楽器の奏法による分類」を参考にしてください。

 

ザックス・ホルンボステルによる分類

これは1900年初頭にクルト・ザックス(1881-1959、ドイツ出身、アメリカで活躍した音楽学者)とエリック・ホルンボステル(1887-1935、オーストリア出身の音楽学者)によって確立された分類法(4分類)に、その後、電気・電子楽器を加えて5分類法としたものです。

体鳴(たいめい)楽器、膜鳴(まくめい)楽器、弦鳴(げんめい)楽器、気鳴(きめい)楽器に、電鳴(でんめい)楽器です。

楽器の発音について、その振動部に着目した分類法で、楽器の発音原理を理解するために、とても有効な分類法でもあります。

詳しくは、ミュージックアコースティックス p.88 「046 楽器の分類法」を参考にしてください。

 

形状や構造による分類

これが一般にも広く知られた分類法で、みなさんにもお馴染みと思います。楽器の形状や構造による分類です。

つまり弦楽器、管楽器、打楽器、鍵盤楽器...です。詳しくは、ミュージックアコースティックス p.88 「046 楽器の分類法」を参考にしてください。

 

説明文

次に、ONSOKU楽器辞典では、その楽器の形状や構造、或いは音色、音の出方、消え方などについての説明文を記述します。特に音色についての記述は、どうしても主観的になりがちですが、文学作品ではないので、言葉の持つイメージより本来の意味合いを大切に、なるべく客観的な表現で述べることを薦めます。

 

簡単な楽器の特性データ

個体差、演奏技術の差、音場などの環境の違い、収録状況の違いなどによって、楽器音は大きく異なった特性となってしまうことは、周知の事実です。ここでは、あまりデータの正確さ、精度にはこだわらず、ごく大雑把にその楽器の特性が伝わる程度のデータを提示することにします。

周波数スペクトルとその時間変化、エンベロープ、ダイナミックレンジ...などについて、です。

 

楽器の簡単なイラスト(楽器の特長が良く表されていること)

最後に楽器のイラストを描きます。写真の方が良いと思われるかもしれませんが、もし、あなたが作った楽器辞典をweb上で発表する、或いは何らかの形で公開するような際には、著作権の問題から既成の写真は使えません。また、たとえ自分で撮った写真でも、楽器には肖像権や意匠権が登録されているものがあります。また、イラストでも、製品が特定されるほど精巧であると写真と同様の問題が生じます。そこで、ここでは「簡単なイラスト」を描くことを、お薦めしたいと思います。(非公開の作品とする場合は、この限りではありません)

 

以下に、楽器辞典の作成例を示します。

 

楽器の分類法

楽器の分類は、以下のように、「オーケストラの3分類法」「ザックス・ホルンボステルの分類法」「形状や構造による分類法」と、「楽器の奏法による分類」があります。(さらに詳しくは、ミュージックアコースティックス P.88〜P.91を参照)

いろいろな楽器の資料(順次、加えていきます)

 

Conga

Timbales

Cuica

Cajon

Djembe