Cajon

 

内部が空洞の木製の箱。箱の1面が打面となっていてこの面だけが薄い板でよく振動するように作られる。箱の大きさや叩く位置によって音色、音高が変わる。ペルーの楽器。

 

1、演奏方法  孔(ホール)のある中空の木製の木箱を、手でたたく
2、分類  体鳴楽器 打楽器
3、楽器の形状  内部が空洞の木製の木箱。通常は直方体。箱の1面が打面となっていてこの面だけが薄い板でよく振動するように作られている。また、通常、打面の反対面にサウンドホール(孔)がある。
4、地域とジャンル  本来、ペルー音楽のリズム楽器として使われていたが、フラメンコなどで使われるようになったことがきっかけで世界に広まった。そして今やストリートミュージシャンになくてはならない存在となった。
5、メーカー  カホンの世界ブランドであるschlagwerkをはじめ、メジャーのTOCA、日本のPearl など、数多くのメーカーがある。
6、カホンの演奏家  ペルーのカホン奏者 カルロス・カイトロ・ソト が有名。

 

(解説)

Cajonと書いて「カホン」あるいは「カホーン」と読みます。南米のペルーでできた楽器なのでスペイン語です。
意味は、そのものずばり「箱」。そうです。見た目は単なる四角い木の箱だから、どうがんばっても、イラストで描くとこんな風になります。
しかし、この外観とは裏腹に「音」は最高なのです。 たたくだけで極めて多彩な表現ができて(←低いキックのような音、鋭いスネアのような音、シャカシャカしたハイハットのような音........)とても楽しい楽器です(●^o^●)
みなさんもぜひ、機会を作って、たたいてみてください。その手軽で楽しい感じが、すぐに分かると思います。
箱の6面のうちの一番薄い板が張っていある面が、通常、たたく面です。薄いので思い切りたたいても、そんなに手が痛くならないですし、大きな音が出てくれるから「たたき甲斐」があるのです(^◇^)


これがコンガやボンゴだと思い切りたたいてもあまり大きな音がでないばかりか、いい音を出すだけで大変です。しかも手が痛くて痛くて辛いのです。
カホンは、いわゆる「打面」以外のどの面をたたいてもOKです。こういう楽器には堅苦しいルールはありません。自由に自分流にたたきやすいようにたたいて、それでいい演奏ができれは最高、という楽器です。

 

また、カホンは構造がすごく単純なので、自分で作る人も多いのです。キットも売ってます。さらに、カホンの作り方を解説しているサイトも多数あります。たとえば 有名なカホンメーカーの Sela のカホンキットの作り方のページ は、とても参考になることと思います。

 

このカホンは超絶技巧! ぜひ見てみてください( ^)o(^ )

Cajon Solo 'African Queen' by Hakim Ludin

 

もう一つは、カホン・デュエット。これは楽しそうです。

http://www.youtube.com/watch?v=gU4PbmNfwMU